はじめに

当協会は、2021年10月頃よりブロックチェーンや暗号資産・NFTの取り扱いについて、有志が集まり勉強会・研究を行っている団体を基に発足しました。

当団体の主な活動目的は以下の3点です。

  • 消費者の保護
  • 子供たちへの金融リテラシー教育、子供の貧困解消への活動
  • 社会への有効活用方法についての研究・提案

消費者の保護

ブロックチェーン技術は今後社会インフラとしての大きな期待が寄せられています。それと同時に暗号資産やNFTの市場も近年急速に規模を拡大しており、新技術や新サービスが毎日のようにリリースされている現状です。

そのような状況ゆえに、ユーザー間において様々な情報が錯綜しがちで、詐欺や誤動作による資産喪失と隣り合わせの状況が常態化しているのが現実です。 さらに、詐欺やトラブルにあった際に相談できる所が無い、もしくはどこに相談したらよいのか分からない、という問題も存在し。仕方なくSNS等で相談して、また詐欺に会うというパターンも実在する。

当協会ではこの現状を鑑み、

1.利害にとらわれない、消費者保護のための情報提供を行う
2.トラブルが発生した際に適切なアドバイスを受けることができる窓口の紹介を行っています。

※当協会では資産形成や投資に関する助言は一切行いません。

子供たちへの金融リテラシー教育、貧困の根本的な解消

暗号資産・NFTの詐欺や、誤動作による資産喪失の多くの原因は「ユーザーの知識不足」である言っても過言ではありません。例えば、銀行カードの暗証番号に相当する情報を他人に簡単に教えてしまうような事をしてしまう人が一定数いるのが現状です。

また、NFTはゲームとの相性が良く、近年NFTと暗号資産を用いたゲームの市場はその規模を急拡大しています。現状のままでは、今後多くの人々が必要な知識が無いままこれらNFTを使用したゲーム・サービスと接する事が予見され、特に若年層においては深刻なトラブルが多発する事が懸念されます。

現状でも既に、新成人の知識のなさにつけこむ詐欺が横行しており、今後も新技術・サービスの登場とともに形を変えた詐欺やトラブルが増えていくことが予想されます。

当協会ではこの状況を鑑み、

1. 子供が読んでもわかる、必要最低限の知識を得られる冊子の発行・配布。
2. 子供たちにオンラインゲーム、NFT、暗号資産等についての「向き合い方」を教える活動。
3. ブロックチェーンを操る事ができる人材の育成
4. 現在貧困で苦しんでいる子供たちが負のループへ陥らない様に、お金に関する基本事項を教育する。

これらを実現する必要があると判断いています。

当協会の具体的な取り組みとして、若年層向けの冊子を制作し小・中・高校に無償で配布する事、また希望者への講座の開催を行っています。

さらに、DAOの設立、及び既存DAOとの連携により、さらに高い知識・技術を得たい人々に対しての技術習得面でのバックアップを行う事業も計画しています。

社会への有効活用方法についての研究・提案

ブロックチェーン、暗号資産、NFTは投機的な側面で語られることが多いですが、本質的には情報化社会を支える社会インフラです。

現在、多くの人々がこれらを有効に活用する方法を模索している段階です。例えば、地域の経済活動への活用、各種証書の発行、企業の販売促進活動など考え得る活用の場はさまざまで試行錯誤が行われている状況です。

当協会では、
1. 有効活用のアイデアを多くの人・業界から集める活動
2. アイデアの実現について、非営利かつ社会的に有益なものであれば、技術的なアドバイス等の協力をする活動

を行っており、WEB3推進事業の促進を行っております。